前年王者の青森山田が貫禄の5-0大勝! J1神戸内定の郷家友太も2得点で連覇へ好発進

草津東から後半4得点を奪い勝負を決める

 ヴィッセル神戸内定のエースが2ゴールを決め、連覇へ向けて順調なスタートを切った。第96回全国高校サッカー選手権大会は2日に各地で2回戦が行われ、前回王者の青森山田(青森)がMF郷家友太の2得点などで草津東(滋賀)を5-0で破った。

 前回大会で悲願の初優勝を飾った青森山田は前半から攻撃的にゲームを進めたが、草津東も互角の勝負を演じた。そのなかで迎えた前半37分、草津東が青森山田の攻撃を受け止めると一気にカウンターを仕掛けて最終ラインの背後に抜け出した。それに対して青森山田はDF小山内慎一郎がギリギリのところで戻り切って守ると、カウンター返しを仕掛ける。左サイドに展開したところからMF檀崎竜孔がクロスを上げると、ファーサイドで郷家がヘディングシュートを決め、1-0でハーフタイムを迎えた。

 後半に入っても青森山田が攻勢を仕掛けると同8分、郷家はペナルティーエリア内の浮き球を右足でコントロールすると、そのまま左足でボレーシュートを決めて2点目。さらに同11分にはFW中村駿太が左足でコースを狙ったシュートを決めて3-0と一気にリードを広げた。

 さらに同20分には巧みなパスワークで左サイドからペナルティーエリア内に侵入し、中村が右足で自身2点目。4-0とするゴールを決めて一気に勝負を決めた。

 残り時間では郷家などの主力を交代で休ませる余裕も見せた青森山田は、試合終了間際に途中出場のFW額川賢哉が追加点を奪って5-0とした。前回王者は初戦を大勝で飾って連覇へ弾みをつけた。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web

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