タイ強豪、「Jリーグ育成クラブ」で脚光 選手流出はチームに痛手…「やりすぎ」の声も

ACL常連のタイ強豪ムアントン、チャナティップに続き、ティーラシンも広島へ移籍

 Jリーグには近年アジア選手枠でタイ人選手の移籍が相次いでいる。J1ヴィッセル神戸がムアントン・ユナイテッドに所属するタイ代表DFテーラトン・ブンマタン獲得に乗り出していると現地メディアが報じるなか、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)常連の強豪が「Jリーグの育成クラブ」として海外で注目を集めている。

「ムアントン・ユナイテッドはJリーグの育成クラブになるのだろうか」と特集したのは衛星放送「FOXスポーツ」アジア版だ。

 タイ代表MFチャナティップ・ソングラシンは昨季ムアントンからJ1北海道コンサドーレ札幌に加入し、16年ぶりのJ1残留に貢献した。記事では「プレーメーカーが日本のトップリーグで活躍している事実は多くのことを示す。すでに話題にされているが、ムアントンは良い選手を失ったということだ」と、“タイのメッシ”の異名を持つチャナティップのJリーグでの活躍を紹介している。

 さらに、12月20日にはJ1サンフレッチェ広島がブリーラムからタイ代表FWティーラシンの獲得を発表した。特集では「タイのメッシのピッチ内外の足跡に続き、ティーラシンはサンフレッチェ広島への期限付き移籍となった。29歳での欧州移籍の挑戦は、彼の責任ではないが、結実しなかった。だが、北東アジアの格上の守備陣相手にゴールを決めるチャンスを得たストライカーを妬む者もいるだろう」と評価している。

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング