レアルがCLで47試合ぶりの無得点 ベイルが「勝つべき試合だった」と後悔
欧州の舞台では4年ぶりのノーゴール
レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、14日のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝初戦の敵地アトレチコ・マドリード戦で0-0の引き分けに終わった試合後、「勝つべき試合だった」と悔やんだ。
ベイルは前半4分、相手のスロベニア代表GKヤン・オブラクとの一対一のチャンスをブロックされると、31分にも強烈な左足のミドルシュートを阻まれた。相手守護神の再三のビッグセーブで第1戦はスコアレスドローとなった。
「個人的には我々が勝つべき試合だったと思う。2、3点取れたと思う。特に前半は、アトレチコ相手にここ最近 で最高のプレーができたと思う。後半猛攻を仕掛けられなかったのは残念だが、今日の力強いパフォーマンスは第2戦に向けて自信を与えてくれる」
ベイルの言う通り、敵地ながらレアルがアトレチコを圧倒した。ポゼッション率では62%を記録し、シュート本数は17本対8本。枠内シュート数も8対2と優位に試合を進めたが、ゴールを奪えなかった。圧倒的な攻撃力を誇るレアルが、CLでゴールを奪えなかったのは2010-11シーズンの準決勝第1戦のバルセロナ戦以来となる。実に47試合ぶりの珍しい不発に終わった。また、スコアレスドローは、2007年11月のオリンピアコス戦以来となった。
レアルは、1988-89、89-90シーズンに前身のUEFAチャンピオンズカップを2年連続で制したACミラン以来の連覇を目指す。不発 に終わった攻撃陣は、本拠地サンティアゴベルナベウで目覚めるのか。ビッグイヤー獲得に燃えるベイルは、22日の第2戦での爆発を虎視眈々(たんたん)と狙っている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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