「東南アジア最高の左SB」と絶賛の声 神戸移籍浮上のタイ代表レフティーは何者か?

攻守両面を「どちらも完璧にこなせる」

 東南アジアのサイドバックの選手はフィジカルの強さ、あるいは技術の高さのどちらかに特長が偏りがちで、守備か攻撃の一方が優れている場合が多いという。そうしたなかで、テーラトンは「どちらも完璧にこなせる。守備時に彼はゲームを上手くリードする。1対1でやられることはほとんどなく、リカバリーのスピードも早く、決断力もある」と絶賛されている。

 攻撃面で必見なのは、利き足である左足のキック精度だ。今年2月のACLグループステージで対戦した鹿島アントラーズ戦(2-1)では、前半12分に約25メートルの直接FKで鮮やかにネットを揺らした。また、ブリーラム・ユナイテッド時代にもセレッソ大阪とガンバ大阪相手にゴールを決めた経歴を持ち、“Jクラブキラー”ぶりを発揮していた。

 タイ国内では絶大な評価を受けるテーラトン。神戸加入を実現させ、Jの舞台で大きなインパクトを与えることになるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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