コロンビア代表司令塔ハメス、現代の“絶滅危惧種”に警鐘 「10番に居場所はない」

「8年、10年前は攻撃的MFは常時存在した」

 欧州デビューとなったポルトでも、本来の10番としての役割を求められることはなかったという。

「8年、10年前は違っていた。なぜなら攻撃的MFというポジションは常時存在したんだ。今日、10番を背中につけている人間と言えば、センターフォワードか完全なミッドフィールダーだからね」

 昨季までプレーしたレアル・マドリードのシステムは4-3-3。ウェールズ代表FWギャレス・ベイル、元フランス代表FWカリム・ベンゼマ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドという看板3トップが前線で固定され、クラシカルなゲームメーカーであるハメスに最適なポジションはなかった。

 今や“絶滅危惧種”となった10番の代表格であるハメスは、創造性あふれるプレーで時代の流れに抗えるか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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