川崎が悲願のJ1初制覇へ前半2-0リード! 首位鹿島は0-0、このままなら奇跡の大逆転優勝へ

開始早々に阿部が決めて川崎が先制 鹿島は磐田相手に攻めあぐねる

 J1リーグは2日に最終節を迎え、午後2時に全試合同時キックオフとなった。注目の優勝争いはハーフタイムの時点で首位鹿島アントラーズがアウェーでジュビロ磐田と0-0、2位川崎フロンターレがホームで大宮アルディージャ相手に2-0とリードを奪った。このまま終われば両者が勝ち点72で並ぶものの、得失点差で大きくリードする川崎が逆転優勝する状況になっている。

 鹿島を勝ち点2差で追う川崎は、本拠地でJ2降格が決まっている17位大宮と激突。試合開始1分に日本代表に選出されたFW阿部浩之が左足でミドルシュートを突き刺して先制。アディショナルタイムにはFW小林悠が追加点を奪って前半45分を終えた。

 一方の鹿島は敵地で5位磐田と対戦。MF中村俊輔やMFアダイウトンを中心とする磐田に序盤から攻め込まれる展開で、前半14分には日本代表のDF西大伍が負傷交代するアクシデントにも見舞われた。終了間際にはコーナーキックからDF植田直通がヘディングシュートでネットを揺らすも、直前にファウルがあったとしてノーゴール。0-0のままハーフタイムに突入した。

 このままのスコアで試合終了となった場合は鹿島と川崎が勝ち点72で並ぶことになるが、得失点差で川崎が上回り、大逆転優勝となる。

 鹿島の連覇か、それとも川崎が悲願の初優勝か。2017年のJ1リーグは、いよいよ最後の45分間を残すのみとなった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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