長谷部が自身の“統率力欠如”を猛省 ブラジルに2失点後「意思統一できず責任感じる」

前から行くのか、ブロックを作るのか 3失点目につながった悔やまれる時間帯

 日本代表MF長谷部誠(フランクフルト)は、1-3で敗れた10日の国際親善試合ブラジル戦について、自身の統率力の部分で反省の弁を述べた。

 日本は立ち上がりは積極的なプレスに出た。長谷部もまた「立ち上がりが悪かったとは思わないし、最初の5分、10分と前から行ってボールを奪える場面もあった」と話したように、勢いのある入りは見せた。しかし、セットプレーの守備でPKと2点目を奪われる形になり、前半16分までに2点のビハインドを背負う形になった。

 長谷部が悔やんだのは、この後の時間帯だ。ブラジル相手の2点差は決して楽な状態ではないが、その状態を維持してどこかで1点を返せれば、ゲームの行方を分からなくすることができた。しかし、結果的には同36分に3点目を奪われることで「もう少し本気のブラジルにチャレンジしたかった」という状況を招いてしまった。

 長谷部は、そこで統率力を発揮できなかった自身を厳しく批判している。

「(2失点した)その後に点を取りたくて前から行くのか、ブロックを作るのかが意思統一できなかったことに責任を感じている。あまり良くないボールの失い方をした時のカウンターでやられたので、ブロックを作っても良かったのかもしれない。3点目はカウンターだし、それはブラジルの真骨頂なので。試合の中で修正できれば良かった。早い時間で失点すれば心理的に前から早いタイミングで守備に行きたがるようになる。カウンターが危なかったので、我慢してもう少し低いところからやっても良かった」

 

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