“大迫1強”に挑む興梠 「チャンスは1、2回」のブラジル戦で“J20得点”の輝き放てるか

一撃必殺のカウンターに懸ける思い

 出場する場合は1トップの位置に入ることが想定されるが、日本が主導権を握った試合運びで何度もあるチャンスをゴール前で勝負することは想像しにくい。まさに、一撃必殺の攻撃で仕留めきれるかどうかがカギになる。そういった意味では、今季のJリーグで勝負強さを見せつけている興梠の得点感覚に期待する面は大きい。

 興梠もそうした展開は織り込み済みで、「カウンターが一番重要だと思うし、回される時間が多いなかで、日本がゆっくり回していてもなかなか攻められない。引いてブロックを作る感じだけど、取れるところは前で行かないと何もできずに終わってしまうと思う。前で取れる時は、連動していきたい」と、勝負どころを探しながらプレーするイメージを話した。

 FW大迫勇也(ケルン)の1強状態になっている最近のハリルジャパンで、風穴を開けることも期待される興梠。気負いのない「いつも通り」の姿勢は、ブラジルを驚かせる一撃につながるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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