“大迫1強”に挑む興梠 「チャンスは1、2回」のブラジル戦で“J20得点”の輝き放てるか

リオ五輪前に味わった王国の強さ 「何もできなかった」

 今季、Jリーグで最も得点を決めている男として日本代表に招集されたFW興梠慎三は、肩の力の抜けた「いつも通り」の精神状態でブラジル戦に臨む。

 浦和レッズで20得点を挙げてJ1の得点ランク首位に立つ興梠は、出場すれば2015年の東アジアカップ以来の代表のピッチになる。ワールドカップまで約7カ月という状況での招集に意気込む面があるかというところでは、「(今までと)全く一緒ですね。まあまあ、頑張ります。いつも通りやっているし、特に変える必要もないのかなと」と、力む様子は見られなかった。

 ブラジル代表とはオーバーエイジとして参戦した昨年のリオデジャネイロ五輪直前に対戦し、0-2の完敗を喫した。当時のメンバーにはFWネイマールやFWガブリエル・ジェズスなどもいたが、そのブラジルの印象について興梠は「強いですよ、やっぱり」と、改めて話している。

「1対1も非常に強かったし、何もできなかった印象があるので、そういう意味ではA代表でもっと強いと思うし、チームでどこまで通用するのか重要だと思います。そんなにハードワークのイメージはないけど、なかなかボールを失わないし、一番は嫌なところに入ってボールを持つのが上手い選手が多い。ネイマールだけ抑えればというのなら簡単かもしれないけど、全員が自由に持たせてはいけないので。たぶん、守備に追われると思うので、チャンスは1回か2回あるかないか。そこをモノにできたらいい」

 

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