C大阪の杉本がルヴァン杯決勝MVP! 史上最速“47秒V弾”は「みんなの思いが詰まったゴール」

悲願の初タイトルに表彰台で三度「最高ーーーー!」と絶叫

 セレッソ大阪の日本代表FW杉本健勇がクラブ史上初タイトルに喜びを爆発させた。ルヴァンカップ決勝の川崎フロンターレ戦で、同大会ファイナル史上最速となる開始47秒ゴールが結果的に決勝点となった。決勝MVPに選ばれた背番号9は「最高ーーーー!!」と三度絶叫した。

 Jリーグで得点王争いを繰り広げ、バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表にも招集されるようになった大型ストライカーが大一番で結果を残した。開始1分も経たない間に川崎DFエドゥアルドのコントロールミスでこぼれたボールを拾い、相手GKチョン・ソンリョンとの1対1に。落ち着いて右隅に決めてゴールネットを揺らした。

「最初にチャンスが来た時に1本目決めようとチームで話していた。みんなの思いが詰まったゴールだと思います。僕はルヴァンカップ、今日が初出場で、今まで戦ってくれた仲間、ここに連れてきてくれた仲間、ベンチに入れなかった選手もいる。そういった選手の気持ちも背負って責任を果たそうと思いました」

 先制後は分厚い川崎の攻撃を食い止めるため、自陣深い位置にまで戻るプレスバック、後方からのロングボールに競り合うなど戦う姿勢を押し出した。耐える89分間を経て、後半アディショナルタイムにカウンターからMFソウザが試合を決定づける追加点。試合後にはベンチを温めたメンバーの元へ駆け寄り、抱きついて何度も力強くガッツポーズを見せた。

 かつて所属した川崎を打ち破っての初タイトル。大一番で結果を残したストライカーは、勢いに乗ってブラジル戦、ベルギー戦へと勇躍乗り込む。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド