モイーズ監督がCL16強敗退のプレミア勢を「最も貧弱」と酷評

指導者が海外経験を積むべき

 レアル・ソシエダのデイビッド・モイーズ監督が、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で出場全クラブ敗退の憂き目を見たプレミアリーグ勢について「最も貧弱」と酷評した。英ラジオ局「BBCラジオ5」で語った。
 昨年5月にマンチェスター・ユナイテッドの監督を解任されたモイーズ氏だが、現在はリーガでその手腕を振るっている。アーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティのイングランド勢はCL16強で敗退した。対照的にリーガ勢はバルセロナ、レアル・マドリード、アトレチコ・マドリードが8強へと駒を進めている。
「おそらくプレミアリーグは本来話題にされる 以上に話題となっている。もちろん、スペインのトップクラブは大量の補強費を投じているが、他のチームはそれができない。アトレチコも数年に渡り、経済的な問題を抱えていたが、それでも決勝に進んでいる。バレンシア、ビジャレアルもヨーロッパの舞台で活躍していた。今年はおそらく、ここ長きに渡る間で最も貧弱なプレミアリーグといえるだろう」
 モイーズ監督はそう語り、リーガの優位性を示した。スペインで指揮を執るためにイングランドでの3、4クラブの仕事を断ったというモイーズ氏は一つの見解を示した。
「我々はあまりに多くの外国人監督を輸入している一方、海外で指導する監督の数は十分とはいえない。でも、私はイングランドの指導者はどの国の監督よりも優秀だと思っ ている」
 英国の指導者に海外経験を積むことを勧め、プレミア勢の復権に指導者の国際経験を挙げていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング