J1ラスト3節、優勝争いの鍵は脱落の浦和!? DF槙野「どこかに感謝されないように…」

鹿島、ホーム浦和戦は大の苦手カード

 まず、鹿島は11月5日に前倒しする形で浦和と対戦予定。前週のリーグ戦から1週間という感覚に変化はなく、日程に大きな影響はない。しかし、先に試合結果が出ることで、川崎にとって大きなモチベーションにも、あるいは大きなプレッシャーにも変わる可能性を秘めている。

 鹿島にとっては心強いはずのホームでの浦和戦だが、これが近年では大の苦手カードになっている。カシマスタジアムでの浦和戦では2010年のリーグ開幕戦で勝利して以来、昨季のJリーグチャンピオンシップ決勝戦も含めて7戦2分5敗と相性は悪い。鹿島はこの浦和戦で勝利すれば、11月18日に川崎がガンバ大阪に敗れた場合に優勝が決定するものの、目の前に立ちはだかるのは、近年の成績を見ればこれ以上のない難敵だ。

 また、川崎は11月25日に予定されていた試合が29日に変更されることになった。純粋に12月2日の最終節まで中2日という過密日程になり、最後の最後にラストスパートが必要な2試合を厳しい日程で戦うことになる。

 浦和がACL決勝の直後で精神的にも肉体的にもピークを越えた瞬間に対戦することは悪くないが、逆転優勝を狙う立場で最終節までの踏ん張りが必要な状況では痛しかゆしだ。

 

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