ブンデス名司令塔、名将の秘蔵っ子… 英メディア選出「バルサ退団後に頭角を現した8選手」

10代から過酷な生存競争を強いられた逸材たちのバルサ退団後のキャリアは…

 世界有数の下部組織を持つスペインの名門バルセロナは、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシやスペイン代表MFアンドレス・イニエスタら数多くの名選手を輩出してきた。その一方で、10代の頃から過酷な“生存競争”を強いられる。そんななか、志半ばでクラブを去る選手も多いが、英サッカーメディア「90min」スペイン語版では、バルサ退団後に頭角を現した選手8人を紹介している。

 まず取り上げられたのは、現在北京国安に所属するFWホナタン・ソリアーノだ。下部組織でサッカーを学び、バルサB所属時代には得点を量産していたものの、トップチームの分厚い選手層に阻まれて2012年にレッドブルグ・ザルツブルグ(オーストリア)に移籍。3年連続得点王を獲得し、その後は20億円近い高額オファーによって中国へと渡った。

 エバートンやアーセナルなどで中盤のコンダクターとして長年主力を務めたMFミゲル・アルテタは、実は15歳でバルサの下部組織に所属した選手として知られている。トップチーム昇格はならず、パリ・サンジェルマン(PSG)、レンジャーズ、レアル・ソシエダなどを経た後、プレミアリーグの舞台でその能力が花開いた。

 中盤で言えば、イタリア代表MFチアゴ・モッタも同様の存在だ。17歳から2シーズンバルサBでプレーした後、バルサのトップチーム昇格を果たしたものの、レギュラーを奪うには至らず。アトレチコ・マドリード、ジェノアを経て2009年にインテルに加入し、当時のジョゼ・モウリーニョ監督の下で高いフィジカル能力を覚醒させた。2012年には移籍金1000万ユーロ(約13億円)でPSGに移籍。大器晩成型だったことを証明している。

 

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