連覇か初タイトルか、熾烈な「J1リーグ優勝争い」 鹿島と川崎の“一騎打ち”の様相に

首位鹿島と2位川崎の勝ち点差は2に接近 数字上は5位柏まで可能性が残るが…

 J1リーグは21日に第30節の8試合が行われ、2位の川崎フロンターレはサンフレッチェ広島に3-0で勝利。首位の鹿島アントラーズが横浜F・マリノスに2-3で敗れたため、両チームの勝ち点差は2に縮まった。リーグ戦は残り4試合。数字上は5位柏レイソルまで可能性が残るが、鹿島と川崎の“一騎打ち”の様相が強まっている。

 14時キックオフの広島対川崎は、アウェーの川崎が前半40分にセットプレーからMF谷口彰悟の今季7ゴール目で先制した。その後も前半終了間際にMF三好康児、後半40分にはエースFW小林悠と効果的に加点。3-0で快勝し、勝ち点を62に伸ばした。

 一方、暫定的ながら勝ち点差を2に縮められた鹿島は、19時から敵地で横浜と対戦。立ち上がりの前半3分に先制されると、同14分にもDF植田直通がボールを奪われて2失点目。前半終了間際にDF山本脩斗のゴールで1点を返し、後半21分に植田のヘディングシュートで一度は同点に追いついたが、同29分に横浜のMF遠藤渓太に決勝弾を許し、2-3で敗れた。

 試合終了時点での勝ち点は、鹿島64、川崎62。残り4試合で、3位横浜(勝ち点55)、4位C大阪(同54)、5位柏(同54)まで計算上は可能性が残るが、いずれも鹿島の3連敗、4連敗が最低条件。現実的には首位・鹿島と2差に迫った川崎の“一騎打ち”と見ていいだろう。鹿島の2連覇なるか、川崎が逆転で悲願のリーグタイトルを手にするか、優勝争いは一層白熱しそうだ。

<鹿島と川崎の残り試合の対戦相手と日程>
■鹿島(1位/勝ち点64/21勝1分8敗/50得点・30失点)
31節 10/29(日) 札幌(アウェー)
32節 11/05(日) 浦和(ホーム)
33節 11/26(日) 柏(ホーム)
34節 12/02(土) 磐田(アウェー)

■川崎(2位/勝ち点62/18勝8分4敗/62得点・30失点)
31節 10/29(日) 柏(アウェー)
32節 11/18(土) G大阪(ホーム)
33節 11/29(水) 浦和(アウェー)
34節 12/02(土) 大宮(ホーム)

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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