ELで暴力行為も警告止まり “被害”クラブが抗議のツイート「これがフットボールか?」

熱くなったエバートンのウィリアムズがファウルを犯し、両軍入り乱れる乱闘に発展

 UEFAヨーロッパリーグのグループステージ第3節が19日に行われ、リヨン(フランス)は敵地でエバートン(イングランド)を2-1で下した。だが、その試合の後半19分に両チームの選手が入り乱れる乱闘が発生。エバートンの選手が相手の顔に“平手打ち”を見舞ったが、イエローカードにとどまったことに納得のいかないリヨンは、公式ツイッターで決定的瞬間の写真とともに「これがフットボールか?」と訴えかけ、反響を呼んでいる。

 思わぬ形で世界中の注目を集めることになったのは、エバートンのウェールズ代表DFアシュリー・ウィリアムズだ。

 リヨンに先制点を奪われ0-1で迎えた後半19分、エバートンは右CKのチャンスを得る。ゴール前でイングランド代表DFマイケル・キーンが競ったこぼれ球に、ウィリアムズとリヨンのポルトガル代表GKアントニー・ロペスが猛ダッシュ。サイドライン際でデュエルする格好になったが、ウィリアムズはロペスの激しいショルダーチャージで弾き飛ばされてしまった。すると――。大きくバウンドしたボールをキャッチしようとジャンプしたロペスを両手で突き飛ばしたのだ。

 転倒してフェンス前まで飛んだロペスは唖然とした表情。リヨンはU-21フランス代表MFリュカ・トゥザールを筆頭に次々とウィリアムズに詰め寄り、両チームの選手が入り乱れて一触即発となった。フェンス際でもみくちゃになるなか、エキサイトしたウィリアムズは両手を振り回すと、止めにかかったリヨンのオランダ代表DFケニー・テテを撥ね退け、目の前のトゥザール目がけて左手を振り下ろして顔面に平手打ち。さらに後ろから襲いかかる“暴力行為”に出た。

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング