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PSGがバルサ下部組織出身の15歳新星と契約 U-16フランス代表に選出される有望株
ルイス君が2020年6月まで契約延長、クライファート氏の息子と入れ替わりの形に
パリ・サンジェルマン(PSG)はブラジル代表FWネイマールを、サッカー史上最高額となる移籍金2億2200万ユーロ(約290億円)でバルセロナから引き抜き、今夏の移籍市場の話題をさらった。フランス代表FWキリアン・ムバッペなどワールドクラスの大補強を敢行したなか、現地時間13日にかつてバルサの下部組織に所属経験のあるフランスの15歳新星と契約を結んだとクラブ公式サイトで発表した。
PSGが契約を結んだのは、「カイス・ルイス」という名の中盤センターを本職とする選手だ。クラブ公式サイトによると、2015年にフランスに戻って以降、PSGのアカデミーに所属していたが、先月U-16フランス代表に選出されるなど将来を有望視されることもあり、クラブは早くも3年後の2020年6月30日まで契約を延長することを決断した模様だ。
このカイス・ルイス、実はバルサと縁のある選手だ。バルサ贔屓で知られるスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」によると、ルイスは2015年までバルサの下部組織「ラ・マシア」でプレー。ベンジャミン、アレヴィンと呼ばれるカテゴリーでプレーしていたものの、クラブの未成年選手獲得に関する違反があったとして公式戦出場禁止処分が下った。
そのため、ルイスはU-17日本代表FW久保建英(FC東京U-18)らと同様に、母国への帰国を選択することになった。バルサとしては結果的に将来の有望株をPSGに渡す形となったが、一方でパトリック・クライファート氏の息子である9歳のシェーン・クライファート君がPSGからバルサの下部組織に加入している。ネイマールにとどまらず、2クラブ間の人材ルートは想像以上の速さで進んでいるのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
PSG公式ツイッターのスクリーンショットです●画像