原口の「リアル」になったW杯への思い 「日本が行ったことがないところまでいく」

「出るだけでは意味がないと思う」

 サッカー選手にとって一つの大きな目標であるワールドカップは、原口にとってはどのようなものか。本大会出場を決めた今、改めて世界の舞台への思いを口にしている。

「出るだけでは意味がないと思っている。日本が行ったことがないところまで行きたいですし、それが僕らの代に科された課題だと思っている。そこまで持っていけるようにしたい」

 目指すのは、過去最高のベスト16(2002・10年)を超える成績。10代の頃から注目されてきたドリブル突破だけでなく、決定力や守備でのハードワークといった総合力の高いサッカー選手として大きく成長している原口は、日本代表を高みに導くために死力を尽くす覚悟だ。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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