ロシアW杯欧州予選、フェロー諸島戦でハットトリック！　5-1勝利に貢献

　ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、現地時間31日に行われたロシア・ワールドカップ（W杯）欧州予選の本拠地フェロー諸島戦でハットトリックと活躍し、5-1の勝利に貢献。代表通算78ゴールとし、ブラジル代表77得点のペレ超えを果たすとともに、欧州歴代得点ランク単独2位に躍り出た。圧巻のパフォーマンスを見せた男のアクロバティック弾に称賛の声が集まっている。

　ポルトガルの英雄が、試合開始直後の前半2分に躍動した。右サイドからクロスが送られると、中央に走り込んでいたエースは相手のマークを外すようにバックステップ。巧みに間合いを確保した次の瞬間、やや下がりながら華麗に跳躍したロナウドが空中で右足を振り抜きジャンピングボレー。コースは甘く、相手GKの正面にボールが飛んだものの、意外性に溢れた一撃はGKの手をはじいてネットに吸い込まれた。

　その後にPKを含む2ゴールを決めてハットトリックを達成したが、ロナウドは試合後に自身のインスタグラムに1点目の動画をアップ。サッカーボールと力こぶの絵文字だけを添えて投稿した。返信欄には衝撃のゴールを称える声が並んでいる。

「天才！」

「怪物！」

「世界ベストプレーヤー」

「素晴らしい」

　また、聖書にある「求めよ、さらば与えられん」の言葉に引っかけて、「君はキリスト教のマスターだ。望んだものを手に入れている」との賛辞があった一方、「全力を尽くしたフェロー諸島」と相手国に同情するかのような一言も見られた。

　ポルトガルのエースが叩き込んだ豪快弾は、多くの人に特大のインパクトを与えたようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images