内田と長年共闘の独代表DFヘーベデス、伊王者ユーベ移籍 総額15億円超で交渉合意

手薄な右SBをユーベが強化 レンタル料4億5000万円、買取オプション11億円

 ドイツ・ブンデスリーガのシャルケで下部組織からの生え抜きで、元日本代表DF内田篤人とも長年チームメートだったドイツ代表DFベネディクト・ヘーベデスが、イタリア王者ユベントスへ移籍することが決まった模様だ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

 ユベントスとシャルケの間の交渉は、レンタル料350万ユーロ(約4億5000万円)に買い取りオプション850万ユーロ(約11億円)の総額1200万ユーロ(約15億5000万円)。それに成果ボーナスで300万ユーロ(約4億円)が加わることで合意に至ったと報じている。ヘーベデスはすでにユベントスの本拠地トリノに入ってメディカルチェックの準備に入ったとした。

 ユベントスは昨季終了後にブラジル代表DFダニ・アウベスとの契約を解除し、右サイドバックが手薄になっていた。スイス代表DFステファン・リヒトシュタイナーに対するマッシミリアーノ・アッレグリ監督の評価は低く、守備の強い右サイドバックが補強ポイントになっていたと分析されている。

 ヘーベデスは2001年にシャルケの下部組織に加入し、07年にデビュー。まさにシャルケの生え抜きのスターとして14年ワールドカップ・ブラジル大会ではドイツ代表の一員として世界王者に輝いていた。その間、鹿島アントラーズからシャルケに加入し、先日2部ウニオン・ベルリンへ移籍した内田の同僚としてプレーしていた。

 30歳を前に海外でのプレーを選択したヘーベデスは、欧州王者の座を奪還する野望に燃えるユベントスで期待に応えることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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