パウリーニョ加入で競争激化! バルサ生え抜きMFに“玉突き移籍”浮上か

昨季公式戦47試合出場のS・ロベルト、ライバルも評価を高めて苦境に

 バルセロナは中国の広州恒大から、ブラジル代表MFパウリーニョを移籍金4000万ユーロ(約52億円)で獲得した。中盤に新たなビッグネームを加えたが、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「セルジ・ロベルトが将来について考え直すかもしれない」として、この移籍の煽りを受けて生え抜き選手が流出する可能性を指摘している。

 S・ロベルトは、バルサの下部組織時代から将来を嘱望された逸材。中盤でのプレーを本職としているが、トップチームでは同ポジションにスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツらが君臨することから、昨季は右サイドバック、インサイドハーフ、アンカーと3つのポジションを務め公式戦47試合に出場した。UEFAチャンピオンズリーグ16強のパリ・サンジェルマン戦では、歴史に残る4点ビハインドからの大逆転劇を演じた第2戦で決勝ゴールを決めるなど、印象的な活躍も見せている。

 エルネスト・バルベルデ新監督の下でもS・ロベルトは貴重な戦力になると見られていたが、右サイドバックでは出番の少なかったスペイン代表DFアレイクス・ビダルが評価を高め、新戦力としてポルトガル代表DFネルソン・セメドも加わるなど、徐々に雲行きが怪しくなっている。

 

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