神戸加入ポドルスキの長所と短所とは? Jリーグ出場4試合からプレーを分析

「走れるか?」の問いに…回答見せられず

 ここまでは、ポドルスキの強みを見てきたが、果たして弱みはどこにあるのか。真っ先に挙げられるのは、運動量である。つまり「走れるか?」という問いに対して、ここまではピッチ上で十分な回答を見せつけることはできなかった。

 加入後の4試合では明らかに運動量が少なく、スプリント数や動き出しの回数が少ない印象は否めない。ゴール前での一発を秘めているが、ボールに絡む動きや相手の背後に飛び出すスプリントの回数が少ないのである。

 もちろん、現在32歳のポドルスキが、年齢を重ねて熟練味が増すなかでボールを落ち着かせ、攻撃時にタメが作れるという見方もできる。しかし、それを差し引いても、スプリントして相手に脅威を与える回数が少なすぎると言えるだろう。

 現代サッカーのなかで、攻守において一定のスプリントが必要とされ、Jリーグが世界のトップレベルを目指すなかでこうした部分の向上が求められるのは言うまでもないが、今のポドルスキはスプリント数や動き出しの回数が明らかに不足している。

 実際に走行距離のデータを見ても、ここまでの4試合で9km(キロメートル)を超えた試合が一つもない。Jリーグ公式サイトで公表しているポドルスキの走行距離は以下の通りだ。

 

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