若き日の小野や本田が放った輝き オランダで欧州“一歩目”を刻んだ日本人選手の系譜

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 かつても今も、オランダ・エールディビジは「一歩目」のリーグである。南米や北欧、アフリカやアジアからやってきた若き俊英が、エールディビジからキャリアを切り開いていった。

 日本人も例外ではない。1980年代に清水東高校を卒業した望月達也がハーレムに加入し、エールディビジデビューを飾る。テルスターでもプレーした彼は、日本人4人目の欧州プロ選手となった。

 Jリーグ開幕イヤーの93年には、小倉隆史が名古屋グランパスからエクセルシオールへ期限付き移籍する。2部リーグながら14得点をマークしたことで1部の強豪クラブから獲得オファーを受けるものの、様々な事情から帰国を決意した。

 エールディビジにおける日本人選手の評価を高めたのは、小野伸二(現北海道コンサドーレ札幌)に他ならない。2001年夏に名門フェイエノールトの一員となった彼は、現サウジアラビア代表監督のベルト・ファン・マルワイクが統べるチームでセントラルMFに定着する。のちにACミランへ移籍するヨン・ダール・トマソン、アーセナルのエースとなるロビン・ファン・ペルシーらと流麗なコンビネーションを築き上げ、加入1年目にUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)制覇の一員となった。フェイエノールトには5シーズン在籍し、112試合出場19得点をマークした。

 

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