ユナイテッドで最多得点のルーニー その記録更新は困難と分析する理由とは?

「メッシやロナウドのような選手が加入すれば…」と前置きしつつ、現代の傾向を指摘

 今季、古巣エバートンへ移籍したFWウェイン・ルーニーはイングランド代表とマンチェスター・ユナイテッドの両方で最多得点記録を保持し、その名を歴史に残している。そして、その偉大な記録が破られる可能性は低いと感じているようだ。英誌「フォー・フォー・トゥー」が報じている。

 イングランド代表で119試合54得点、ユナイテッドで13年間プレーして公式戦通算559試合253得点を決めたルーニー。代表とクラブの歴史に燦然と輝く記録を残して今夏に移籍したが、クラブ記録が破られる可能性は低いと考えているという。「分からないけど、もし(リオネル・)メッシや(クリスティアーノ・)ロナウドのような選手が加入すれば(記録が)破られるかもしれない」と前置きしたうえで、ある理由から記録更新の可能性は低いと分析している。

「でも、今のフットボール界では選手がクラブに長く留まらなくなっている。僕の記録を破る唯一の方法は、僕と同じだけの期間クラブに留まる選手が現れないといけないね」

 13年懸けて積み上げた記録は、超一流の名手といえども数年で破ることができるものではない。ルーニーが指摘したように、選手が単一クラブで10年以上もプレーする例は減少傾向にある。

 イングランドでは、チェルシーの看板選手だったDFジョン・テリー(→アストン・ビラ)が今夏に退団。世界的に見ても希少な“ワンクラブマン”だったローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティも現役を退いた。時代が変わった現代において、ルーニーの記録を破る選手は現れるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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