日本代表でのプレー「当たり前じゃない」 アフリカ勢と4度目の激突へ「フィジカル面でとても劣る」

U-17女子日本代表はW杯決勝でナイジェリア代表と対戦する
リトルなでしこの愛称を持つU-17女子日本代表は、モロッコで開催中のU-17女子ワールドカップ(W杯)で決勝戦まで進出した。アフリカ勢と4試合目になるナイジェリア代表との頂上決戦に向け、ここまで4得点のエースFW花城恵唯は「自分が点を決めて、チームの勝利に貢献できるように頑張りたい」と力強く語った。
今大会の日本はグループリーグを3戦全勝で勝ち上がり、決勝トーナメントではケニア、ガーナとアフリカ勢を連続で破った。準決勝では北朝鮮を相手に苦しい戦いを強いられるも、後半アディショナルタイムの同点ゴールで持ち込んだPK戦に勝利。2014年に現なでしこジャパンのMF長谷川唯らを擁して優勝して以来の頂点にあと1勝まで迫った。
ここまでの戦いぶりを、白井貞義監督は「タフなゲームが続いている中で、選手たちがその状況に応じてどのようなプレーをしたらいいのかを決断できるようになってきているところに、成長を感じています」と話す。中でも「私たち大人が感じられないプレッシャーや圧力があるので、ピッチでやっている選手たちが中心になって考えてプレーしてほしいということは常に言っています。正解がないのがフットボールの楽しいところだと思いますので、状況を判断した選手たちに対しては、本当に素晴らしいなと思っています」と、対応力の高さに目を細めていた。
グループリーグでザンビアと対戦したこともあり、決勝のナイジェリア戦でアフリカ勢と4試合目になる。指揮官は「フィジカル能力はかなり日本を上回っていると思っています。瞬発能力、一気に100にできる力を持っていますし、状況が悪くてもプレーができてしまう。体を動かすことに高い能力を持っています。ですが、そういった選手に対しても、日本はまず個人、そして組織で守っていきながら、そこから日本の良さを出していければいいなと思っています」と、その戦いを見据えた。
花城はアフリカ勢との戦いに感じた難しさを「足が長かったり、フィジカル面でとても劣る場面があったりします。動き出すタイミングで体を当てられて、自分が動きたいタイミングで動き出せないこともあります」と話す。それでも「ボールをもらう前に何をするか、何個か選択肢を持っておくと、味方と連係したり、ターンしたりと判断を変えられます。そこはアフリカのチームとやって、成長や課題を感じた部分です」と、経験を積むことでの解決策を見つけつつあることを話した。
ここまでの4ゴールを「得点はこぼれ球が結構多くて、まだ自分の力で決めたというゴールではない」と話すものの、味方がシュート体勢に入ればいち早くこぼれ球に詰める準備を心がけているからこそチャンスを得られている。決勝戦でも、そうした準備が実る瞬間が訪れれば日本は頂点に近づいていく。
決勝は日本時間で11月8日の午前3時30分という深夜帯にキックオフを迎える。「日本代表になってプレーできるのは当たり前のことじゃないと思います。全力でチームのためにも日本のためにも戦うことが大切かなと思います」と、責任感を見せるエースは「絶対に優勝したいですし、その中でも自分が点を決めて、チームの勝利に貢献できるように頑張りたい」と力を込めていた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)























