試合中に接触→相手が死去で「引退を検討」 当事者GKに非難の声も…関係者が告白「自分を責めるのはやめて」

アンドラのヘスス・オウォノ【写真:AP/アフロ】
アンドラのヘスス・オウォノ【写真:AP/アフロ】

アンドラGKヘスス・オウォノと衝突のテネリフェFWヘスス・デ・ミゲルは死去

 スペイン2部アンドラに所属する赤道ギニア代表GKヘスス・オウォノが、選手キャリアの危機に直面している。スポーツ専門チャンネル「ビーイン・スポーツ」は、相手選手の死亡事故を受けてオウォノが「サッカーから離れることも検討した」と報じた。精神的な打撃は極めて大きく、同メディアは「人生で最も困難な時期の1つを過ごしている」と現状を伝えている。

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 発端となったのは現地時間11月3日の出来事だった。CDテネリフェに所属するヘスス・デ・ミゲルが、オウォノとの接触の末に亡くなるという悲劇が発生。14歳の頃からオウォノを知る赤道ギニア代表の男子ゼネラルコーディネーターであるアナ・マイエ氏は、オウォノが遺された妻や生後18か月の幼い子どもが置かれた状況に心を痛め、「何が起きたのかを咀嚼し、乗り越えるのに極めて苦しんでいる」と語り、クラブや家族が一体となって支えていると罪悪感に苦しみ続けていると明かした。

 アンドラは専門家によるメンタルケアを提供しており、心の傷を癒やす手助けを行っている。過去に同様のトラウマを経験したアスリートの映像を見せるなど、現実を受け止めるための取り組みも進めているという。マイエ氏は信仰心がオウォノにとって重要であるとし、「最終的に自分を責めるのをやめてほしい」と言及。現時点で引退の正式発表はなく、あくまで本人が頭をよぎらせた段階にとどまっている。

 さらに懸念されているのが、オウォノの家族に対する嫌がらせの被害だ。マイエ氏によると、バスク地方でサッカーをプレーしているオウォノの弟が、サッカー関係者や他の選手の保護者らから暴言を浴びせられる事態が発生。バレンシアで学ぶ妹にも影響が及んでいるという。母親はオウォノを支えるためにアンドラへ向かったが自宅周辺に詰めかけるメディアに対しても「プライバシーを尊重すべきだ」と強く求めている。

 デ・ミゲルの家族が取り返しのつかない喪失に見舞われた一方で、周囲はオウォノやその家族への敵意を向けないよう呼びかけている。ピッチへの復帰よりも精神面の回復が最優先とされるなか、アンドラによる手厚いサポートと周囲の配慮が求められている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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