大岩監督が期待する「リアルの共有」 充実の戦力で強豪と真剣勝負…25人に「しっかり求めたい」

会見に出席した大岩剛監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
会見に出席した大岩剛監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

大岩監督率いるU-21日本代表がスペイン、エジプトと対戦する

 日本サッカー協会(JFA)は11月6日、スペインおよびエジプト遠征に臨むU-21日本代表メンバーを発表した。都内で会見を開き、大岩剛監督がメンバー選考と、アウェー2連戦の狙いについて話した。

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 今回の2連戦はそれぞれ敵国アウェーで行われる。13日にU-21エジプト代表と対戦し、17日にU-21スペイン代表と対戦。この世代のエジプトとはチリで行われたU-20ワールドカップのグループステージで対戦した経験がある。スペインはU-21欧州選手権予選で9勝1敗と圧倒的な強さを見せ、すでに突破を決めている。

 メンバー25人の内訳は、大学生が4人、国内組が13人、海外組が8人。16歳のMF三井寺眞(横浜F・マリノス)が飛び級で選出され、大岩監督は「将来を考えればできるだけ早く我々のグループに入ることも視野に入れてました」と、これまでも継続してプレーをチェックしてきたと明かし、「当然彼の今の活躍ぶりを見れば、このグループで活躍していることを期待して今回招集させていただいた」と期待を寄せた。

 会見に同席した山本昌邦技術委員長兼ナショナルチームダイレクターは「三井寺選手はちょっと怪我で離脱しておりましたので、そのあたりも小野(信義)監督が今回招集しておりませんでしたので、次のチャンスとして、U-21に参加することが可能になった」と、メンバー入りの経緯を説明した。

 2連戦がそれぞれエジプト、スペインで開催されることもあり、移動の少ない海外組が8人招集された。なかでもスペインでプレーするDF喜多壱也はレアル・ソシエダのBチームで主力として活躍。189cmの長身で左利きのセンターバックは、スペイン2部で今季ここまでリーグ戦11試合に出場しており、今回の活動でも活躍が期待される。

 A代表を経験したFW塩貝健人(ヴォルフスブルク)、MF佐藤龍之介(バレンシア)、MF齋藤俊輔(ウェステルロー)もメンバー入りした。大岩監督は「彼らがこのグループでしっかり力を示すことがおそらく今後の招集につながっていく」とアンダー世代での活躍に期待を寄せる。

 ベルギー2部に移籍したFW高岡伶颯や、塩貝、佐藤は所属クラブで思うような出場機会が得られていない現状がある。大岩監督はピッチ上でのプレーだけでなく、国内から欧州を目指す選手や、大学生に伝えてほしい“リアル”があると話す。

「今回はヨーロッパの選手たちがたくさん招集できていますけど、海外での今のリアルの現状というものは、華々しいところだけではない。そういう部分もしっかりとこのグループで他の選手たち共有をしてほしいですし、何回も言いますけど何かのきっかけになってくれればいいなという気持ちでいます」

 SAMURAI BLUEを率いる森保一監督と同じく、チームの先を見据えながらのメンバー選考にもなっている。佐藤はA代表、塩貝は北中米W杯を経験した。28年に控えるロス五輪で優勝するために、チームは進化していく。

 今回の2連戦では、海外組も招集し充実した戦力が揃った。大岩監督も「我々のスタイル、コンセプトがいかに浸透し、強豪国に対して出していけるのか。そういったところをしっかり求めたい」と話し、「こういう厳しいアウェーの中で我々がどれだけできるんだというのをしっかりと把握をしていきたい、そのためにアプローチしていきたいという機会にしていきたいという風に思っています」と位置付けた。

 この世代でも強豪と言われるスペインとエジプトを相手に大岩ジャパンがグループとしての成長をぶつけにいく。

(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)



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