緊急生出演での激白に「最悪のシナリオ」 FIFA会長選へ出馬の田嶋幸三氏…不可解事象への怒りは「アンフェア」

無投票再選阻止へ「出る以上は勝ちに行く」
日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三名誉会長は11月5日、FIFA(国際サッカー連盟)会長選挙への出馬を正式に表明した。同日夜に放送されたテレビ朝日系「報道ステーション」に緊急生出演。ジャンニ・インファンティーノ現会長の無投票再選を「最悪のシナリオ」と断言し、先の北中米ワールドカップ(W杯)で起きた不可解な判定や待遇について「アンフェア」と怒りを露わにした。
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世界のサッカー界を束ねるFIFAのトップに対し、日本から異例の挑戦状を叩きつけた。同日の出馬会見では「勝つとか負けるとかではなく、日本サッカーが築いてきた誠実や高潔性を世界に発信するため」とアピール目的を強調していた田嶋氏だが、番組内ではトーンを一変。「出る以上はやはり勝ちに行くことを考えていきます」と明言した。
その最大の動機は、インファンティーノ現体制への強い危機感だ。「一番最悪のシナリオはインファンティーノさんが無投票でそのまま(再選に)なってしまうこと。FIFAに自浄作用が全くないことになってしまう。そこは避けるべきだと思いましたし、そのためにも出なければいけないと思いました」と、対抗馬が不在のまま独裁体制が継続することへの警鐘を鳴らした。
正式な立候補に必要な「5カ国のサッカー協会からの推薦」についても「メドは立てています」と自信を見せる。一方で、自身が最もコネクションを持つはずのアジアサッカー連盟(AFC)はすでに現体制支持で固まっているため、「支持を取り付けることはもうできないと思っている」と厳しい現状も冷静に分析。そのうえで各国の協会へ直接アプローチしていく姿勢を示した。
現体制への不満は、先の北中米W杯での具体的な事象に及んだ。田嶋氏が問題視したのは、不可解なルールのねじ曲げだ。
アメリカ代表のFWフォラリン・バログンが受けたレッドカードに対する処分が「1年間の執行猶予」となり、次戦に出場できた件について「本来であれば出れるわけがない。他の国では1試合の出場停止になっている。1年間の執行猶予なんて、何十年もサッカーをやってきてあり得ないことが起こった」と痛烈に批判した。
さらに、イラン代表のアメリカへの入国が、試合の直前(1日前)まで遅らされたことについても、「ホストカントリーの義務を怠っている。これはアンフェアだと思っています」と断罪。こうした問題に対してFIFAへ質問状を送ったものの、現在に至るまで明確な回答がないことへの不信感も口にした。
田嶋氏は、過去のサッカー界でも誤審や資金面での不正といった問題がゼロではなかったとしつつも、ピッチ上の競技そのものに不透明な力が及んでいる現状を危惧。「明らかにこういう、あってはならないピッチの中のことが操作されるということは、我々の日本代表選手も本当に優勝を目指して必死に頑張り、他の国の代表もやっている中で、なんだか恥ずかしい気持ちになりました」と強い言葉で懸念を示した。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















