なでしこの豪華コーチ陣容「総合的に判断」 元鹿島監督を招聘…内田篤人は「守備担当」

なでしこジャパンのメンバー23人が発表された【写真:徳原隆元】
なでしこジャパンのメンバー23人が発表された【写真:徳原隆元】

なでしこジャパンがドイツ女子代表とハイチ女子代表の2連戦に向けてメンバー発表

 日本サッカー協会(JFA)は9月22日、10月にヨーロッパ遠征を行うなでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー23人を発表し、狩野倫久監督がオンライン会見に臨んだ。10月9日にハイチ女子代表(フランス/サン=トゥアン)、10月13日にドイツ女子代表(ドイツ/ブレーメン)と対戦する2連戦に向け、MF長谷川唯(マンチェスター・シティ)、MF谷川萌々子(バイエルン・ミュンヘン)といった海外組を中心に選出。24歳のFW島田芽依(ヴェルダー・ブレーメン)が初招集された。

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 注目されるのは、スタッフ陣の体制強化だ。今遠征からコーチに就任する石井正忠氏の起用理由について、狩野監督は「以前から経験豊富なコーチのリストアップを進めていた。石井さんが持つ監督やコーチとしての豊富な実績と経験、そして人柄や人間性を含めて総合的に判断した」と説明。鹿島アントラーズ監督やタイ代表監督を歴任した経験があり、選手やスタッフに対して大きなプラスとなり、チームの確かな構築を支えられる存在として招聘したと明かした。

 また、コーチ陣の具体的な役割分担についても言及。現時点で大きくは「内田(篤人)コーチが守備」「近賀(ゆかり)コーチがセットプレー」を担当しており、今回加入した石井コーチには「全般的なサポートとともに、主に攻撃面の構築」を担うという。さらにアメリカ遠征などに参加していた太田圭輔氏がテクニカルスタッフに加わり、来年6月のブラジルワールドカップ(W杯)優勝に向けた盤石のスタッフワークを追求していく。

 5月の狩野監督の就任以来、固定していなかったキャプテンについては、今遠征から正式に決めるという。狩野監督は「まだ本人には直接伝えていない」と明言を避けたものの、求めるリーダー像を語った。「監督・スタッフとチームの間に入ってしっかりと意見が言え、全体を広く見渡せる存在」であることを第一に挙げつつ、「選手個人のキャラクターを存分に出しながら引っ張っていってほしい」と期待を寄せた。ただし「キャプテン一人に頼るのではなく、全員が基準を持ち、高い要求をし合える集団になることが一番」と、チーム全員で力を発揮する重要性も強調した。

 ピッチ上で目指すサッカーに関しては、「ボールを主導権を持って保持し、アグレシッブにゴールへ向かうサッカー」を掲げる。今回の欧州遠征で取り組みたいテーマとして、指揮官は前回の南アフリカ戦で見せたダイナミックかつフレッシュな挑戦をベースにしつつ、「攻守におけるディテールの追求」を挙げた。対戦相手に応じた戦い方の幅を広げ、「まずは1戦1戦しっかり勝つこと」を前提としながら、W杯へ繋がる具体的な戦術的細部を突き詰めていく構えだ。強豪のドイツを含む欧州でのアウェー2連戦を通じて、新戦力の融合とチームの完成度向上を図る。

(砂坂美紀 / Miki Sunasaka)



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