浦和監督「全然そんな感じではありません」 初勝利も冷静…選手も指摘「勝てる確率は下がってしまう」

浦和は横浜FMに3-2で勝利
浦和レッズは8月29日のJ1第4節で横浜F・マリノスに3-2で逆転勝利。リーグ開幕からの連敗を3で止めて初勝利を挙げた。曺貴裁監督が「理論だけにならない、情熱だけにもならない、そういった両方の要素から強くなっていくチームを目指したい」と話した。
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浦和は24年ぶりのリーグ開幕3連敗を喫し、26日の天皇杯2回戦で山梨学院大学を相手にシーズンの初勝利を挙げたものの苦しい流れの中でのホームゲームだった。前半はピンチも多く先制点も許したが、GK西川周作のロングフィードからMFマテウス・サヴィオが同点ゴールを奪い折り返した。後半も先にゴールを許したが、コーナーキックからDF根本健太が同点ゴール。さらに交代出場から3分後にFW南野遥海が決勝ゴールを奪い、3-2でシーソーゲームを制した。
試合後の記者会見に姿を見せた曺監督は冷静な表情で「初めてレッズの監督として、天皇杯、リーグ戦で勝ちましたけど、もう少し心の底からうれしいという気持ちが自分の中に湧いてくるのかなと思いましたが、全然そんな感じではありません」と話す。そして「選手たちも、まだまだ反省するところがありながら、次に向かっていこうという状態だと思います」と、チームの現状について話した。
DF長沼洋一は、2失点した場面が3連敗でも見られたのと同じような形だったことについて「そこですよね」と応じ、「点は取れているけど、失点もしているので。やはりクロスですよね。失点にならなかった場面もありますけど、失点したシーンもそうですし、人はいるのにやられてしまうという状況が、ずっと続いています。今、どうこう言える感じではないですけど、改善しなければいけないところだと思います」と話した。
実際に浦和は4試合で8得点したものの13失点と、1試合平均3失点を超える状態にある。この日の2失点も、1点目は中盤で相手がノープレッシャーで前を向いた状態からのラストパスが出され、2点目はバックパスに対して寄せが遅れてクロスを上げさせた。最後のところで最終ラインが止め切れていない面もあるが、その前の段階にも課題は見える。西川の好セーブに救われた場面も2つ、3つとあった。
開幕から活躍が目立つFW金子拓郎も「早めに1勝しておかないといけないと思っていました。本当に今日は絶対に勝つ、勝たなければいけないという気持ちで臨みました」としたものの、「これだけ失点していたら、やはり勝てる確率は下がってしまいます。そこは本当に課題だと思います。いくら点を取れているとはいえ、やはり失点は減らさないと優勝とかそういうものとは程遠いと思います」と厳しい言葉が続いていた。
曺監督は「今日見せたことの良かったことは継続し、理論だけにならない、情熱だけにもならない、そういった両方の要素から強くなっていくチームを目指したい」とまとめた。開幕4戦目にしてようやく1勝をマークしたものの、手放しでは喜びきれない部分が指揮官と選手たちのいずれからも見られた試合を終えた。敵地でのアビスパ福岡戦、鹿島アントラーズ戦と相性の悪いカードが連戦として組まれている中、さらなる改善が見られるのかが注目される。



















