同部屋が一躍スター「自分も出たい」 日本帰国後にまさか…逸材17歳の“成長した1年”

鹿島の元砂晏翔仁ウデンバ「自分のいいところは常に成長しているところ」
鹿島アントラーズは8月29日、J1リーグ第4節で東京ヴェルディと対戦し、2-0の快勝で開幕4連勝を飾った。敵地で数字以上の強さを見せつけた一戦だったが、17歳のDF元砂晏翔仁ウデンバが途中出場でリーグ戦デビュー。昨年のU-17ワールドカップ(W杯)ベスト8に貢献した逸材が、プロで第一歩を踏み出した。
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「天皇杯には出たんですけどJリーグは初めて出て、興奮とか緊張とかもあったんですけど、チームが勝てたのでよかったです。(吉田)湊海がずっと試合に出ていて、自分はベンチでちょっと悔しい気持ちとかもあったりしたんですけど、いい刺激になったしこれからも高め合っていければいいなと思います」
後半43分にMFマテウス・ブエノと交代で敵地・味の素スタジアムのピッチに立った元砂は、こう振り返った。本職のセンターバックではなくボランチでのデビューとなったが、「いつも落ち着いてプレーするというのを心がけています。1個いいパスも出せたので、次も続けていければなと思います」と語った。
昨年11月にカタールで開催されたU-17W杯では、センターバックのレギュラーとしてベスト8に貢献。身長192センチの体格を生かして世界の舞台で輝くと、同年12月にトップチーム昇格を勝ち取った。しかし、プロの世界は甘くなかった。鹿島のセンターバックの層は厚く、メンバーに入れない日々が続いた。
そこで活路を見出したのが、これまでほとんど経験のなかったボランチだった。「ずっとそうですけど、自分のいいところは常に成長しているところだと思うので、この1年でやっぱり体重が増えたりとか、ボランチとしても成長できたと思います」。試合に出られなくても、コツコツと努力を積み重ねてきた。
普段はトップチームで練習しながらも、試合前日か当日になってユースチームに合流する日々。それでも、「試合に出れないよりは出るほうが絶対いいので。これからもユースのほうに行くこともあるかもしれないですけど、どっちで出ても活躍できるように頑張りたいです」と与えられた場で全力を尽くした。
昨年、帰国から数週間後、驚きのニュースが耳に飛び込んだ。カタールで同部屋だったジェフユナイテッド千葉のMF姫野誠が、J1昇格へと導くゴールを決めた。「刺激はもちろんあって、自分も出たいなと。やっとですけど出られたので、追いついて追い越せるように頑張りたいです」と切磋琢磨し合っている。
実際、流通経済大学付属柏高校のDFメンディーサイモン友らとは今も連絡を取るなど、良きライバル関係となっている。そして、早生まれの元砂には今年もU-17W杯が待っている。U-17アジアカップではキャプテンも務め、「今度は自分が引っ張っていく立場」。より成長した姿を見せる絶好のチャンスとなる。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















