“台風の目”となる国内クラブ 全選手がプロ化、世代別代表が複数人…勝負のシーズンへ「貪欲に」

EL埼玉の樋口梨花【写真:(C) WE LEAGUE】
EL埼玉の樋口梨花【写真:(C) WE LEAGUE】

ちふれASエルフェン埼玉からアジア競技大会に3名が出場予定

 WEリーグは2026-27シーズンの開幕に向け、8月17日にキックオフカンファレンスを実施した。新シーズンに向けた各クラブの熱気が高まる中、大きな変革を遂げて今季の「台風の目」と目されているのが、ちふれASエルフェン埼玉だ。

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

 昨シーズン終盤には日テレ・東京ヴェルディベレーザを破るなど存在感を示したEL埼玉。今オフには、アジア競技大会の日本女子代表(なでしこジャパン)メンバーにGK浅野菜摘、FW生田七彩、特別指定でプレーしており東洋大学卒業後の加入が内定しているDF大箸桜子の3名が名を連ねた。9月に開催されるFIFA U-20女子ワールドカップポーランド2026U-20女子日本代表にも、複数名が選出される見込みだ。若手・主力問わず個々のポテンシャルと層の厚さを証明している。

 さらに、クラブは8月13日に「全選手のプロ化」を発表。これまでWEリーグ発足からの5シーズンはプロとアマチュアが混在するチーム編成を実施してきたが、今シーズン(2026-27シーズン)より特別指定選手や2種登録選手を除く原則すべての選手とプロ契約を締結することを決断した。

 クラブ側は「WEリーグのリーディングクラブへと飛躍していくことを目指して」全選手プロ化へ舵を切ったという。個別トレーニングの時間確保を含め、選手が今まで以上に練習や試合に注力できるようになり、地域活動等に参加する機会も今まで以上に設けることが可能となった。「真のプロクラブ」として結果にこだわる覚悟が伝わる。

 環境面の充実と代表レベルのタレント陣の台頭により、今季最も注目すべきチームの1つとなったEL埼玉。キックオフカンファレンスに出席した、U-20女子日本代表のMF樋口梨花も、チームの進化と新シーズンにかける並々ならぬ決意を語った。

 昨シーズンからの変化について樋口は、「昨シーズンもチームの雰囲気も良くて、攻守にわたって走れる選手が多いので勢いはあったと思うんですけど、昨シーズンの強いゴール前の守備というところにプラスして、前線のコンビネーションだったりバリエーションが増えた」と攻撃面での手応えを口にする。

 さらに、就任から3年目となる樋口靖洋監督のもとで高まるチームの熱量を感じ取っており、「パッションのある監督で、今シーズンは4位以上を目指しています」と笑顔を見せた。

「勝ち点0だったところを1に、1だったところを3に行けるようにっていうのを全員で徹底して、毎日練習に取り組みんでます」と明かした樋口。

 全選手プロ化というクラブの大きなターニングポイントを迎え、結果が求められる真のプロとしての戦いが始まる。樋口は「一試合一試合、ひたむきに戦うっていうところがまず一番大切なのかなと思うので、目の前の勝利というものに貪欲になりたいです」と力強く前を向いた。

(砂坂美紀 / Miki Sunasaka)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング