前人未踏の4冠へ…懸念の過密日程「10試合以上多くなる」 アジア制覇への秘策「やっていかないと」

INAC神戸の宮本ともみ監督【写真:(C) WE LEAGUE】
INAC神戸の宮本ともみ監督【写真:(C) WE LEAGUE】

INAC神戸はWEリーグ連覇と「アジア制覇」へ挑戦

 日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)が「2026-27 WEリーグ キックオフカンファレンス」を8月17日に都内で開催した。昨年度王者のINAC神戸レオネッサから宮本ともみ監督とFW吉田莉胡が出席した。王者として挑むリーグ連覇や国内タイトル、そして新たに立ちふさがる「アジアの戦い」に向けた覚悟が語られた。

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 今シーズン、I神戸は国内でのリーグ戦やカップ戦、皇后杯に加え、アジアのチームの頂点を決めるAFC女子クラブ選手権(AWCL)にも参戦する。宮本監督は、過密日程や海外強豪との戦いを見据えたチームづくりの重要性を語った。

「目指したいサッカーは変わらないので、これまでやってきたものをさらにパワーアップした形で、INACらしい戦いを続けていきたい。今シーズンは昨シーズンと比べても、(カップ戦や皇后杯、AWCLで)決勝までいくと10試合以上多くなる。日程的にも難しくなってくる中で、一人の選手が複数のポジションをこなせることや、誰が出ても同じようにINACらしいサッカーをすることが大事になってくる」

 さらに、アジアの舞台で直面する「フィジカルや強度の違い」についても触れ、国内基準にとどまらない日常からのアプローチを明かした。

「コンタクトスキルが必要で、50:50の状態で取りに行くと体格差で負けてしまう場面がある。国内ではあまり意識しないような体の使い方や相手のコースに入るといった工夫もやっていかないといけない。高精度のスプリントができる選手も海外には多いので、日常のトレーニングから意識づけをして工夫しています」

 また、昨季I神戸へ移籍直後からフィニッシャーとしての力を存分に発揮し得点王を獲得し、リーグ優勝に貢献した吉田も取材に応じた。前年度王者として追われる立場となる今季だが、今季もチャレンジャーとして挑む姿勢を見せた。

「(初戦の広島戦に向けて)昨シーズン一度も勝てなかった相手なのでプレッシャーはかかると思いますが、去年までのことはもう終わったことなので『なかったこと』にして(笑)、また今シーズン、スタートからINACらしさ全開で良いスタートが切れればと思っています。(なでしこジャパンのメンバーとして)ワールドカップに近づくためにも、このリーグでしっかり周りと差をつけて結果を求めていきたい」

 宮本監督が掲げる目標は、『WEリーグ、クラシエカップ、皇后杯、AWCLの4冠達成』だ。圧倒的な攻撃力を武器に「誰が出てもINACらしいサッカー」を追求する。前人未到の高い目標に向かって、突き進む。

(砂坂美紀 / Miki Sunasaka)



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