鹿島DF関川の劇的勝ち越し弾「すべてがスローに」 開幕連勝の立役者…ゴールの瞬間は「あ、入ったな」

鹿島の関川郁万【写真:徳原隆元】
鹿島の関川郁万【写真:徳原隆元】

鹿島DF関川郁万が劇的勝ち越し弾

 鹿島アントラーズは8月15日、J1リーグ第2節で名古屋グランパスと対戦し、2-1で勝利した。ホーム開幕戦となった昨季J1王者の鹿島は1-1の試合終了間際にDF関川郁万が値千金の勝ち越し弾を決めて、劇的勝利を収めた。殊勲のゴールを決めたヒーローがゴールシーンを振り返った。

 試合終了間際にゴールネットが大きく揺れると、スタジアムが熱狂に包まれた。後半53分に鹿島のコーナーキックを名古屋GKピサノアレックス幸冬堀尾がパンチングで弾くと、こぼれ球を拾った鹿島DF小川諒也が左足を振り抜くと、鋭いボールに関川が右足で合わせて、押し込んだ。

 殊勲のヒーローは「すべてがスローに見えました」とはにかんだ笑顔を浮かべた。試合最終盤にチームの窮地を救った関川だが、シュートを打った瞬間は「『決まる』感覚は正直なかったです。でもキーパーがいなかったので、『あ、入ったな』って感じでした」と振り返った。

 大怪我を乗り越えた。2025年シーズンは開幕から13試合連続でフル出場していた関川だったが、5月14日のFC町田ゼルビア戦で左ひざ複合靱帯を損傷。同シーズン中の実戦復帰は叶わなかった。

 この日は球際の勝負で強さを見せ、守備面でも大きな存在感を見せた。

 関川は「自分の持ち味というか、ああいうプレーは怪我してからできていなかった。自分が怪我してからできてないプレーとして、前に出て潰すだったりと、やられないような守備になっていた部分があった。リスクを冒してでも前に詰めるプレーができたと思います」と胸を張った。

 鹿島の守備を支え続けた頼もしい生え抜きが攻守で躍動した。2025年シーズンは長期離脱で優勝の瞬間をピッチで味わえなかったが、今季はチームの主力として通算10度目の栄冠を勝ち取ってみせる。

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