移籍した先輩と「もう1回、一緒に」 直接対決で太鼓判…新旧キャプテン巡る“因縁”

プレシーズンマッチに出場した高嶺朋樹(左)と西野奨太【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
プレシーズンマッチに出場した高嶺朋樹(左)と西野奨太【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

西野奨太「もう1回、一緒にやりたい」、高嶺朋樹「キャプテンをやるなら西野」

 北海道コンサドーレ札幌は7月25日、宮の沢白い恋人サッカー場で名古屋グランパスとのプレシーズンマッチを開催し、1-0で勝利した。この試合でキャプテン就任後、初の実戦となったのはDF西野奨太だ。奇しくも、前キャプテンのMF高嶺朋樹と対戦することになり、「本当に楽しかったです」と振り返った。

「より責任感、覚悟というところは、さらに上積みされたなと思います」

 19日に開催されたキックオフイベントで、クラブ史上最年少でのキャプテン就任が発表された西野。2025シーズンのキャプテンを務めた高嶺が名古屋に移籍した後、キャプテンを置かなかった百年構想リーグで成長を示した。試合前日には高嶺と連絡を取り、「明日、楽しみだね」と情報交換などをしたという。

「いやあ、もうすごく楽しかったです。前日から朋樹くんと話はしていて。本当に楽しかったです。朋樹くんが若手の僕や(木戸)柊摩だったりに残してくれた戦う気持ち、やり切る気持ちというのを本当に見せたかったので、そこは見せられたかなと思います」

 5月23日のジュビロ磐田戦で右肩を亜脱臼していた西野だったが、18日のヴィッセル神戸戦で実戦復帰。名古屋戦では62分間プレーし、開幕戦に向けて順調に出場時間を延ばした。敵として対戦した高嶺には、「やっぱり1人で剥がせる、潰せる。もう1回、一緒にやりたいなと思いました」と本音もこぼした。

 一方、約半年ぶりに宮の沢へと帰ってきた高嶺にとっても、西野の成長を実感する一戦となった。

「チームとしても良くなってきていると思うし、自分も次のキャプテンをやるなら西野がいいのではないかと思っていました。若くしてチームを引っ張るというところの責任感で、彼も成長してほしいと思うし、成長できる人材だと思います。これからに期待していますし、頑張ってほしいなと思います」

 ピッチ上で西野と対峙し、「チームを引っ張っていきたいという思いは、プレーのなかで随所にあったのではないですか。後半の立ち上がりとか、特にそう思います」。また、同じポジションの後輩でもある木戸との対決について聞かれると、「まあ読み通りでしたね、全部」とニヤリ。格の違いを見せつけた。

 シーズン移行前は、開幕前の時期に沖縄と熊本で長期キャンプを組んでいた札幌。そのため、今回のようなプレシーズンマッチをホームグラウンドで開催するのは、初めての試みとなった。チケットは一般発売を待たずして完売となり、スタンドは満員。最高の雰囲気のなか、互いに刺激を受けた一戦となった。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



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