危険接触で「ゴールが認められた」 ドイツDFへの“無罪”を米メディア批判「取り消された判定と対照的」

ドイツ代表のアレクサンダル・パブロビッチ【写真:ロイター】
ドイツ代表のアレクサンダル・パブロビッチ【写真:ロイター】

米紙がピックアップした「10の誤審」

 熱戦の幕を閉じたFIFA北中米ワールドカップ(W杯)において、大会を通じた判定基準のブレが指摘されている。米メディア「ジ・アスレチック」は現地時間7月22日、今大会の判定を検証。ドイツ代表とエクアドル代表の試合で発生した危険なプレーを挙げ、「ゴールが認められた」判定を明確な誤審として紹介している。

 ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入基準に一貫性が欠けていると問われるなか、同メディアが判定の甘さを指摘したのが、ドイツ代表とエクアドル代表の一戦で起きたワンシーンだ。

 試合開始早々の2分、ドイツ代表DFアレクサンダル・パブロビッチがボールをプレーした際、高く上げた足が、エクアドル代表のペドロ・ビテの側頭部に激しく接触した。顔面付近への極めて危険なコンタクトであったにもかかわらず、このプレーはファウルとは判定されず、そのまま得点へと繋がり「ゴールが認められた」結果となった。

 同紙はこの場面におけるレフェリングの甘さを厳しく追及。別の試合で起きた事象と比較し、「DRコンゴのゴールが取り消された判定と対照的だ」と言及している。一方はわずかな接触でゴールが取り消されたにもかかわらず、一方は危険な接触がありながらも得点が認められるという、不可解なジャッジのブレを非難した。

 大会を通じてVARの介入基準が一貫していない事実を、具体的な事例を交えて批判した今回の報道。公平性を保つためのテクノロジーが導入されながらも、最終的なジャッジを下す基準にバラつきがあるという現代サッカーの課題が、改めて浮き彫りとなっている。

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