ヴィニシウスへのVAR過剰介入に「誰も予想していなかった」 米紙が判定に苦言「法医学的なチェック」

米紙がピックアップした「10の誤審」
熱戦の幕を閉じたFIFA北中米ワールドカップ(W杯)において、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の運用方法に対する疑問の声が絶えない。米紙「ジ・アスレチック」は現地時間7月22日、今大会の判定を検証。ブラジル代表対スコットランド代表戦で取り消されたヴィニシウス・ジュニオールの鮮烈なゴールについて、「誰も介入を予想していなかった」と異論を唱えている。
今大会のVAR運用を巡り、同メディアが“過剰な介入”の象徴として取り上げたのが、ブラジル代表がスコットランド代表と激突した一戦でのワンシーンだ。
スコットランド代表のスコット・マッケンナが後方でボールを保持していたところへ、ヴィニシウスが猛然とプレッシャーをかけてボールを奪取。そのまま持ち運び、見事にゴールネットを揺らした。ピッチ上の主審はこの球際での攻防を近くでよく見ており、ファウルはないと判断。そのままブラジルの得点が認められるかに思われた。
しかし、ここでVARが介入する。映像でのチェックによって、ボール奪取時にヴィニシウスによる軽微な接触があったとされ、主審はピッチ脇のモニター画面での確認(オンフィールド・レビュー)を促された。結果として判定は覆り、鮮烈なゴールは無情にも取り消される事態となった。
同紙はこの一連の流れについて、「誰も介入を予想していなかったが、VARの法医学的なチェックがマイナーな接触を見つけ出した」と描写。ピッチ上の主審が問題なしと判断したプレーに対し、本来の「明白な間違いを正す」という役割を超え、微細な反則をスロー映像で探り出すような運用に苦言を呈している。
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