アルゼンチン側がW杯再試合を要求「判定が不公平だった」 スペインメディアは一蹴「楽観的すぎる」

アルゼンチンファンが決勝の再試合の署名運動開始
FIFA北中米ワールドカップ(W杯)で準優勝に終わったアルゼンチン代表のファンが決勝戦の再試合を求める署名活動を行っている。
FIFAランキングで当時1位のアルゼンチンと2位のスペインによる王者決定戦は0-0のまま延長戦にもつれ込む激闘となったが、途中出場のFWフェラン・トレースのゴールが決勝点となり、スペインが1-0で勝利した。スペインは2010年南アフリカ大会以来4大会ぶりのW杯制覇でアルゼンチンの連覇の夢を阻んだ。この結果を受けて、FIFAランキングはスペインが首位に返り咲き、アルゼンチンが2位に転落した。
そうしたなかで、アルゼンチンファンのジセラ・サンチェス氏がオンライン署名サイト「Change.org」で、FIFAに対して決勝の再試合を求める署名活動を開始した。スペインラジオ「COPE」やスペイン紙「マルカ」によれば、同氏はこの試合を裁いたスラヴコ・ヴィンチッチ主審の判定に疑問を呈し、「審判の判定が不公平だった」として署名を立ち上げた。投稿された動画のなかで「明らかに一方のチームを有利にし、試合の流れを歪めた」と主張しているもの、それに関して「証拠は提示していない」という。
この署名は日本時間7月23日時点で7万9000件以上の支持を集めているもの、「COPE」は「現実的に決勝戦の再試合を求めるのはいささか楽観的すぎると言わざるを得ない。この点についてFIFAの規定は非常に厳格で、再試合のためには12人目の選手を出場させたり、2枚目の警告を出した選手を退場させないといったような競技規則に対する意図的な違反が認められる必要がある」と指摘。「例えば、誤った得点の取り消しやオフサイドの判定ミス、不当なカードの提示といった類の審判の判断ミスはあくまで主審の権限に属するものであり、試合をやり直す正当な理由とはならない」と再試合は非現実なものであるとした。
この試合ではアルゼンチンのMFエンソ・フェルナンデスがDFパウ・クバルシへの危険なタックルで2枚目のイエローカードを受けて退場となったほか、試合終了後には両チームの選手やスタッフによる乱闘騒ぎが起きていた。乱闘のきっかけはアルゼンチンDFナウエル・モリーナがスペインのMFロドリにパンチを見舞ったことだとも伝えられている。
この件についてFIFAは調査を開始しており、関与した選手やスタッフには出場停止処分の可能性も報じられている。物議を醸しているのはむしろアルゼンチンの暴力的な行為のほう。判定への不満だけで再試合の要求は道理が通らないだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















