JFAがW杯で痛感「我々に力がない」 ブラジル戦の光景に本音「信頼してもらえるような日本代表を」

山本昌邦ナショナルダイレクター兼技術委員長【写真:徳原隆元】
山本昌邦ナショナルダイレクター兼技術委員長【写真:徳原隆元】

山本昌邦技術委員長が本音を明かした

 日本サッカー協会(JFA)は7月22日、都内で技術委員会を開催した。山本昌邦ナショナルダイレクター兼技術委員長が出席し、「我々に力がない」と日本サッカーの現在地に本音を明かした。

 技術委員会では、北中米ワールドカップ(W杯)の振り返りをメインに行い、実際のデータを用いながら、日本代表の現在地や課題感などを確認したという。具体的に「ボール奪取位置」「平均失点」などを挙げ、優勝したスペイン代表を例にしながら説明した。

 次期監督について「監督適正要件」という言葉を強調した。この技術委員会では「具体的な名前は一切出ていない。技術委員会はそういう場ではない」と前置きし、「決定するかは明日の理事会」と言及は避けた。現在、ロス五輪に向けてアンダー世代を率いる大岩剛監督については「U-23アジア選手権で連覇をしてもらって。この1月に2歳下の年代でU-23選手権に出て、しっかりとチャンピオンになってもらっている。彼のマネジメント能力、しっかりとしたプレーモデルをチームに植え付ける力とかっていうのは高く評価しています」とまとめた。

 そして、最後に「これはもう我々に力がないからなんです」と強めの言葉で切り出し、W杯決勝トーナメント1回戦のブラジル戦で目にした光景に悔しさを吐露。「『日本が絶対に決勝トーナメントに来るから、1位でここに勝ち上がって、このスタジアムのチケットをもう買っておく』というふうに信頼してもらえるような日本代表を作っていく」と、日本のファン・サポーターにもっと信頼されるようなチームづくりをしたいと思いを話した。

「我々が2位通過になってヒューストンにいったときに、僕の見た感じブラジルのサポーターが9割だった。これはしょうがないです。(結果次第で)どこに行くか分からないし、我々は抽選が終わったときに、もうブラジルかモロッコかフランスと当たるということはほぼ予測はできてたんで、その中でどうやって戦っていくかっていうことなんですよね。その時に、メキシコのあのチュニジア戦のスタジアムの圧力、雰囲気はすごかった。国歌を歌った時の雰囲気っていうのはもう選手にとってとてつもない後押しになったと僕は思う」

 実際に今回のW杯では、選手たちからも「国民を巻き込んで」という言葉が何度もあがった。昨年10月の国際親善試合でブラジルに勝利した国立競技場では、スタンドに青が染まり、歴史的勝利を挙げた。「あの雰囲気はやっぱりとてつもない後押しになった」。山本技術委員長はW杯という大舞台でも選手が力を出し切れるような環境を作るために、「もっともっと力をつけて、皆さんが後押ししてもらえるようなチームにする」と力強く語った。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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