日本人が主審できず「実現していかないと」 W杯の判定を受け「感覚をどれだけ合わせていくか」

JFAはレフェリーブリーフィングを実施
日本サッカー協会(JFA)は7月21日にレフェリーブリーフィングを実施。北中米共催ワールドカップ(W杯)についての振り返りや、今後に向け扇谷健司JFA審判委員長は「今回は主審ができなかったが、2030年、34年、以降に向けて実現していかないといけない」と話した。
今回のW杯に日本からは荒木友輔、三原純の両審判員が選出された。荒木氏が第4審判、三原氏が第5審判というセットで合計6試合を担当したものの、ピッチ上の主審と副審で割り当てを受けることはなかった。扇谷委員長は「彼らともアメリカで少し話す機会を得た。本当に悔しいと思う部分はたくさんある。日本人が1か月以上、あの大会に関わることは貴重なものにもなる。今回は主審ができなかったが、2030年、34年、以降に向けて実現していかないといけない」と話した。
そして、今年9月にポーランドで行われるU-20女子W杯には小泉朝香審判員が参加するとしたうえで、「女子は来年の女子W杯がターゲットになるが、なんとか日本から主審を2人出したい」と、話している。
また、今回のW杯で準決勝を担当したイバン・バルトン審判員と、エルファス・イスマイル審判員は両名とも、JFA審判交流プログラムにより来日してJリーグなどの試合を担当していた。また、そうした審判員が世界トップレベルの評価を受けていることについて、扇谷委員長は「嬉しいこと」としたうえで、交流プログラムの継続を明言。一方で「やっぱり、できたら日本のレフェリーがそこに立ってほしいです。非常に勇気づけられるアポイントだったと思いますし、我々としても彼らに負けないようにやっていきたいなと思っています」と話している。
W杯では強度の高いプレーが繰り返される中で、接触プレーに対する判定基準も高い面があった。それについて佐藤隆治JFA審判マネジャーは「タックル、チャレンジ自体が非常にフェアなチャレンジが多い。その中の接触で、細かく見たら、先にボールをプレーする前に当たっているのかなとかいうのはあっても、ノーマルスピードで見た時に、これは取らないよね、というのが多かった気がします」として、Jリーグへ向け「選手とレフェリーの感覚をどれだけ合わせていくか、やっぱりやっていくしかないのかなと思っています」と、近年の取り組みと関連させて話していた。
Jリーグの新シーズンに向けて確認や基準合わせなどを行う審判員の研修会も順次実施されているとされ、佐藤マネジャーは「J1担当レフェリーの研修会には、荒木と三原も参加して非常に良い雰囲気でやれた。今後はプロレフェリーのキャンプも行い、開幕直前のいい準備をしていきたい」と話していた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)





















