浦和が川崎に4失点完敗 代表CBコンビ崩壊、ペトロヴィッチ監督の奇策も空回り

1-2から遠藤退場で万事休す

 後半のスタートからペトロヴィッチ監督は宇賀神に代えてMF武藤雄樹を投入し、いつもの3バックに戻した。それでも川崎の中央からのパスワークで割られる場面が目立ち、決定機を作られた。それでもシュートミスに助けられて失点を免れると、後半28分にMF柏木陽介の右CKを槙野がヘディングで押し込み、1点を返した。

 しかし浦和は同35分、裏に抜け出した小林を追いかけた遠藤がペナルティーエリア内で後ろから倒してPKの判定。ボールにプレーしていない決定機阻止の反則として、遠藤はレッドカードを提示された。このPKを小林が自ら決め、川崎は3-1とリードを広げた。

 10人になった浦和は緊張の糸が切れたかのように川崎の攻撃を許し、2分後には途中出場のMF長谷川竜也にドリブルからのミドルシュートを叩き込まれて4失点目。このまま川崎が4-1で勝利した。

 来月にはACL準々決勝で対戦する強豪対決として注目を集めたゲームだったが、浦和は付け焼刃の4バックが機能せずに守備崩壊となり大敗を喫した。浦和は前節のサンフレッチェ広島戦を劇的な逆転で5戦ぶりの勝利を挙げて3連敗をストップしたが、再びの敗戦となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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