レアルDF獲得を狙うユーベ CL決勝で激突した両雄が“移籍金交渉”でバトル

ダニーロの補強を目論むイタリア王者、レアルから38億円を要求されたが…

 レアル・マドリードのブラジル代表DFダニーロの移籍を巡って、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝を戦った2クラブが交渉の綱引きを繰り広げているという。イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」が報じている。

 ダニーロは昨季のレアルではリーグ戦38試合中17試合に出場と、準レギュラーの位置づけとなっていた。そして、そのダニーロ獲得を狙っているのがイタリア王者ユベントスだという。ブラジル代表DFダニエウ・アウベスが在籍1年で退団したため、サイドバックが補強ポイントになっている。

 すでにユベントスはダニーロと年俸450万ユーロ(約5億6000万円)で合意。残すはクラブ間交渉になっているが、移籍市場での立ち回りでも世界トップクラスの両クラブは移籍金を巡って駆け引きを繰り広げているという。

 レアルは移籍金3000万ユーロ(約38億円)を要求しているが、ユベントスは1500万ユーロ(約19億円)に成果ボーナスという条件からスタート。しかし、本音の部分ではレアルは2500万ユーロ(約31億円)を取れればOKで、ユベントスは2200万ユーロ(約28億円)での妥結を目指しているという。いかにして、その条件差を埋めていくかという部分で、駆け引きが続いていくことになりそうだ。

 ユベントスはダニーロ以外にも、ACミランのイタリア代表DFマッティア・デ・シリオや、マンチェスター・ユナイテッドのイタリア代表DFマッテオ・ダルミアンも検討材料に入れながら交渉を進めているとされる。CL決勝の番外編の様相を呈しているが、どちらがより納得のいく条件での決着となるのか、交渉の行方が注目される。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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