W杯参戦の23歳がカナダ入国不可 不正賭博疑惑で…ビザ発給されずと発表「許可が得られなかった」

コートジボワール代表FWエリー・ワイ【写真:ロイター】
コートジボワール代表FWエリー・ワイ【写真:ロイター】

コートジボワール代表FWエリー・ワイがドイツ戦の遠征メンバーから外れる

 コートジボワール代表FWエリー・ワイが、不正賭博(スポットフィキシング)に関与した疑いで捜査を受けている影響により、カナダのビザ発給が認められなかった。現地時間6月18日、同国サッカー連盟(FIF)が発表した内容を米スポーツメディア「ESPN」が報じている。これにより、ワイはトロントで行われる次戦のワールドカップ(W杯)ドイツ代表戦に帯同できなくなった。

 コートジボワールは現地時間6月15日にフィラデルフィアで行われた初戦のエクアドル代表戦に1-0で勝利。この試合で先発を務めたワイだったが、カナダへの入国許可が下りず、チームがアメリカへ戻るまで現地に留まることになった。同国連盟は「現段階でカナダ領土への入国に必要な行政許可が得られなかった」と説明している。

 フランス・プロサッカーリーグ連盟(LFP)によると、5月17日に行われたリーグ・アン最終節のニース対メッツ戦(0-0)において、ワイがイエローカードを受けるという条件に、国際規模で不審な賭けが大量に行われていたという。この試合で実際にイエローカードを受けたワイに対し、当局が組織的詐欺やスポーツ汚職、マネーロンダリングなどの容疑で捜査を開始。ワイは5月29日に身柄を拘束されて尋問を受け、現在は釈放されているが、捜査は継続中と報じられている。

 主力アタッカーの不祥事に揺れるなか、コートジボワール連盟はワイに関する法的または行政的な手続きの正式な通知はまだ受けていないとしたうえで、声明を発表して次のように姿勢を示した。

「この特にデリケートな時期において、連盟は選手を全面的にサポートし、彼への信頼を改めて表明する。エリー・ワイは今後もコートジボワール代表の重要な一員であり続ける」

 今冬にドイツ1部アイントラハト・フランクフルトからニースへ期限付き移籍し、公式戦33試合で10ゴール5アシストを記録するなどの活躍を見せていた23歳のワイ。思わぬ形で疑惑の渦中に立たされ、代表チームの重要な一戦を欠場することになったストライカーの動向に、今後も大きな注目が集まりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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