「鳥栖の名前を世界に…」 惜別アシストの鎌田、新天地ドイツでの飛躍誓う

浦和との一戦でCKから先制点を演出

 サガン鳥栖からドイツ・フランクフルトへの移籍が決まったMF鎌田大地が、25日に行われたJ1リーグ第16節浦和レッズ戦に先発出場。先制点をアシストしたテクニシャンは、試合後のセレモニーで「みんなの想いを背負って頑張りたい」とドイツでの活躍を誓った。

 自らを育ててくれたベストアメニティスタジアムでのラストゲーム。鎌田はトップ下の位置でキックオフの笛を聞いた。0-0で推移する均衡を破ったのは、後半20分のことだった。

 右CKのキッカーを務めた鎌田のキックを、FW小野裕二が倒れ込みながらヘディングで合わせて浦和GK西川周作の守るゴールマウスを打ち破った。鎌田が演出した先制点にチームは歓喜した。試合終了間際には相手のビルドアップミスを奪ったMF福田晃斗が試合を決定づける2点目を挙げ、後半アディショナルタイムに1点差に詰め寄られたものの勝ち点3を得た。

 勝利の立役者となった鎌田は、試合後のインタビューで以下のように語った。

「これだけのサポーターの前でしっかりと勝てたのはうれしいです。最後までチームのために戦うということをしっかり思って戦いました。2年半、ありがとうございました。しっかり向こうに行ってもみんなの想いを背負って頑張りたいと思います。これからもチームの応援をよろしくお願いします」

 

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