W杯で異例の新ルール導入へ 口論時、ピッチを去る行為が対象…海外指摘「隠す必要はない」

審判の判定に抗議してピッチを去る行為も「退場処分」の対象へ
今夏に開催される北中米ワールドカップ(W杯)で、異例の新ルールが導入されることになった。英放送局「BBC」が報じている。カナダのバンクーバーで開催された国際サッカー評議会(IFAB)の特別会議において、対戦相手との口論時に口を覆って発言した選手に対し、主審がレッドカードを提示できるルール改正が承認された。
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この決定は、近年問題となっているピッチ上での不適切な発言を根絶する狙いがある。特に今年2月に行われたUEFAチャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦で、ベンフィカFWジャンルカ・プレスティアンニがユニフォームで口元を隠しながらビニシウス・ジュニオールに言葉を発し、その後の調査で人種差別的およびホモフォビア的言動が認定された事案が大きなきっかけとなった。
これを受けて国際サッカー連盟(FIFA)は、同様の行為に対して厳格な姿勢を示す方針を固めた。「隠すべきことがなければ、口を隠す必要はない」と指摘している。W杯本大会でも「抑止効果」を期待してこのルールが採用されることが確定しており、選手は対戦相手と言葉を交わす際、常にカメラや審判に口元を見せなければならない状況となる。
また、今回のルール改正では「審判の判定に抗議してピッチを去る行為」に対しても、新たにレッドカードが適用されることになった。これはアフリカ・ネーションズカップ決勝のモロッコ対セネガル戦で、判定を不服とした選手たちが一時試合を放棄した騒動を受けた措置だ。「試合を放棄させたチーム役員」も処分の対象となり、試合自体も没収試合になる可能性があると伝えている。
最終的な判断は主審の裁量に委ねられるが、現場の混乱を防ぐための強力な権限が与えられることになる。同メディアは「人種差別的な帰結を招く発言があれば、当然退場させなければならない」と言及しており、世界最高峰の舞台であるW杯において、フェアプレーの精神を維持するための極めて厳しい監視体制が敷かれることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















