元JリーグMVPは「もう一つ上で勝負できる」 代表OB注目…2部で決めたゴラッソは「意外と難しい」

岩田智輝が決めた圧巻ミドル弾に注目【写真:REX/アフロ】
岩田智輝が決めた圧巻ミドル弾に注目【写真:REX/アフロ】

【専門家の目|太田宏介】バーミンガムMF岩田智輝がミドル弾を沈めた

 イングランド・チャンピオンシップのバーミンガム・シティは現地時間4月18日、リーグ第43節でハル・シティと対戦し、1-1で引き分けた。この試合でMF岩田智輝が後半32分に値千金の同点ゴールを決めたなか、元日本代表DF太田宏介氏が注目している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)

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 29歳日本人がスーパーなゴールを決めた。岩田はハル戦でスタメン出場すると、0-1とリードを許した後半32分に見せ場を作る。左サイドからのクロスを1度は跳ね返されたバーミンガミだったが、岩田がこぼれ球を拾うと、ワントラップから右足を迷わず振り抜く。右足のアウトフロントに掛かったボールはシュート回転しながらわずかに浮き上がるような軌道でゴール右上隅へと決まった。

 相手GKも見送ることしかできなかった一撃に、太田氏は「なんかもう珍しくないというか、岩田選手日本にいる時も、ああいうスーパーなゴール決めてましたし、シュートレンジがすごく広い。このシュートも敗戦濃厚な中での一撃でしたし、バウンドしていて意外と難しいんですよね。でもハーフバウンドでうまく捉えた、かつちょっとアウトにかけていて、完璧なミドルだったんじゃないかなと思いますね」と、解説しつつ感嘆した。

 岩田は昨季イングランド3部のMVP候補にノミネートされる活躍で、チームのリーグ優勝と2部昇格の立役者となった。今季もリーグ戦42試合3ゴール1アシストとチームの主力として君臨。守備的MF以外にも右サイドバックをこなすなど、チームにはなくてはならない存在となっている。

「複数のポジションをこなせるユーティリティ性や、今回のミドルもそうでしたけど、一発で流れを変えられるシュートを持っている。チーム内での信頼は非常に高いと思いますし、バーミンガムで評価をさらに高めてほしいですね。もう一つ上のカテゴリーで勝負できる選手だと思いますから、継続して追っていきたいなと思います」

 現在29歳の岩田だが、2022年シーズンに横浜F・マリノスでリーグ制覇に貢献。DFとしては田中マルクス闘莉王以来となるJリーグ最優秀選手賞を受賞した。そして、同年冬にスコットランド1部セルティックへ移籍。しかし1年半にわたってプレーしたセルティックでは通算42試合に出場するもスタメンでの出番は限られていたこともあり、活躍の場をバーミンガムに移していた。昨年では田中碧、そして今季はコベントリー・シティの坂元達裕がプレミア昇格を決めているが、来季以降に岩田も続けるのか注目だ。

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太田宏介

太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。

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