イブラの米MLS行きは既定路線? スペイン紙がLAギャラクシー移籍で合意済みと報道

年内絶望と言われるなか、3月開幕が決め手に?

 マンチェスター・ユナイテッドとの契約が6月30日で満了となるFWズラタン・イブラヒモビッチは、来季アメリカ行きですでに合意済みだとスペイン紙「マルカ」が報じている。スウェーデンの英雄は、元イングランド代表MFのデイビッド・ベッカム氏やスティーブン・ジェラード氏がプレーしたLAギャラクシー移籍の準備を進めているという。

 イブラヒモビッチは昨夏に1年契約でユナイテッドに加入。公式戦28ゴールと爆発し、リーグカップとUEFAヨーロッパリーグ優勝に貢献した。しかし、終盤戦に右膝十字靭帯損傷の重傷を負ったこともあり、年内の復帰は厳しい状況となっている。契約には1年間の延長オプションも含まれていたが、新たに発表されたユナイテッドの来季メンバーリストからイブラは外れ、放出されることになった。

 その去就には常に注目が集まるイブラだが、最新のレポートによれば米MLSのLAギャラクシーへの加入は、3月時点で合意済みだとされている。長期離脱は確実な状況で、あらかじめユナイテッドから放出されることも想定して、アメリカのクラブと双方合意していたという。

 MLSの開幕が3月ということが、アメリカ行きを決める大きな理由になると記されている。7月にはチームが始動し、8月にシーズンが始まる欧州クラブにとって、年内絶望と言われるイブラヒモビッチの獲得はリスクが伴うが、アメリカであれば来季の開幕に間に合う可能性がある。

 35歳のカリスマFWは、以前から噂のあったアメリカの地で新たなキャリアをスタートさせるのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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