「浦和が嘲笑するジェスチャーで事件誘発」 暴力行為の済州、AFCの厳罰に反論

 

ACL浦和戦の乱闘騒動にAFCが裁定 済州2選手が長期の資格停止処分

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の浦和レッズ戦で、前代未聞の蛮行に出た済州ユナイテッド(韓国)と選手に9日、アジアサッカー連盟(AFC)から厳罰が下された。後半に警告2枚を受けて退場しながら、試合後の乱闘騒ぎでピッチに戻り主審に危害を加えたDFチョ・ヨンヒョンに、最も重い6カ月の資格停止処分が下されるなど、暴行事件の主犯格3選手がペナルティーを受けたが、済州関係者は「浦和が嘲笑するようなジェスチャーで事件を誘発した」との反論を展開。AFCへの控訴に打って出るという。韓国紙「国民日報」電子版が報じている。

 5月31日に行われたACLラウンド16の浦和との第2戦で、済州は数々の暴行を働いた。浦和が延長戦に入り3-0として、2戦合計スコアで1点リードした試合終了間際、両チームの選手が小競り合いを起こしたところで控え選手のDFペク・ドンギュがビブスを着たままピッチに乱入。仲裁に入っていた浦和MF阿部勇樹にジャンピングエルボーを見舞い、前代未聞の退場処分となった。

 さらに試合終了後にも済州の選手やスタッフが暴力行為を働き、浦和DF槙野智章は済州の選手たちに追いかけられながらロッカールームに引き上げた。その際には、DFクォン・ハンジンが浦和スタッフに飛び膝蹴りをして、試合後にもかかわらずレッドカードを提示されている。

 退場者3人を出した韓国チームの蛮行を世界各国のメディアが非難するなか、AFCが9日に厳罰を下した。

 

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