劇的アシストの英日本人「彼の真骨頂」 代表OBも注目の”持ってる”…W杯メンバー入入りは「可能性ある」

ブラックバーンの森下龍矢【写真:REX/アフロ】
ブラックバーンの森下龍矢【写真:REX/アフロ】

【専門家の目|太田宏介】ブラックバーンMF森下龍矢がアシスト

 イングランド・チャンピオンシップのブラックバーンは現地時間3月7日、リーグ第36節でポーツマスと対戦し、1-1で引き分けた。この試合で劇的アシストを記録したMF森下龍矢のプレーを元日本代表DF太田宏介氏が絶賛している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)

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「もう彼の真骨頂ですね」

 試合は後半39分に先制を許し、残留争いをするブラックバーンにとっては厳しい展開となった。それでも後半アディショナルタイム、右サイドでボールを受けた森下が縦に行くフェイントをかけ、相手DFをずらしてから左足でクロスを供給。DFヘイデン・カーターの劇的同点ゴールをアシストし、チームを引き分けに導いた。

「ここまでの終了間際のスプリントと、走り切る姿勢とあとはやっぱり強烈な縦への意識が、彼のイメージの中でも強い。試合開始早々から縦に何度も仕掛けていたので、相手も警戒するし、まずは最初の縦の突破を切る。それを活かして逆足で絶妙クロスはお見事でしたね」

 28歳の森下はポーランドで大活躍をして、昨夏にブラックバーンへステップアップを果たした。ここまでチームは残留争いと低迷しているものの、リーグ戦で2ゴール6アシストを記録し牽引している。

「最後の最後で得点に関われる、精度というよりも勝負強さや、なんか本当に”持ってる”。何気ないクロスが得点になっちゃうとか、そこまで精度高くなくてもあいつボール持つと点につながるよね、みたいな。そういうのを持っている選手だなと。タフさももちろんですけど、サイドの選手としてプレーの幅が広がって凄く成長している。よりヨーロッパでの経験を得て怖い選手になっているなと思います」

 森下はこれまで2023年からコンスタントに代表に招集されてきた。昨年6月のW杯アジア最終予選から遠ざかっているが「結構可能性としてあるんじゃないですか」とW杯メンバー入りの可能性を太田氏は指摘する。

 さらに「英国内でもこれだけのインパクトを残していたらね、チャンピオンシップ内での移籍や、プレミア移籍も可能性はないわけではないと思うんで。6アシスト、完璧ですね。しかもセットプレー蹴るわけではないからほとんどがクロスだったり、流れの中でのプレーですよね。残り10試合あるので、二桁アシストとかしたら、引き抜きとかも全然ありますよね」と、太鼓判を押していた。

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太田宏介

太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。

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