英で異例の「泥んこサッカー」 白線ぼやけ…過酷環境に現地注目「古き良きカップ戦」

FAカップ4回戦でグリムズビー・タウンとウォルバーハンプトンが対戦
イングランドの伝統あるFAカップは現地時間、4回戦が行われ、英4部グリムズビー・タウンと英1部ウォルバーハンプトンが対戦した。試合は降りしきる雨の影響でピッチが泥沼化する異例のコンディションとなったが、ウォルバーハンプトンが1-0で勝利を収めた。英放送局「BBC」は、この一戦を「古き良きカップ戦」と表現し、現代サッカーでは珍しい泥の中での死闘を報じている。
試合会場となったグリムズビー・タウンの本拠地ブランデル・パークは、キックオフ前からすでに泥沼と化していた。イングランド東海岸を襲った絶え間ない降雨により、ピッチ状況は急速に悪化。ボールが水を含んだ芝の上で不規則に転がり、選手たちが予想以上に長く滑り続けるなど、まともなプレーが困難な状況となった。白線さえもぼやけ、「泥んこサッカー」の様相だった。
しかし、その過酷な環境が逆に、FAカップの歴史の重みを感じさせる特別な雰囲気を醸し出した。「過去の時代を彷彿とさせる魅惑的な光景」を生み出した試合展開について、記事内では「FAカップの歴史の本質と魅力を凝縮したものだった」とレポート。最新のスタジアムでは見られない、泥にまみれて戦う選手たちの姿は、多くのファンの郷愁を誘う「少し懐かしい雰囲気」を提供することになった。
試合は、格下のグリムズビーが粘り強い守備でプレミア勢の攻撃を封じ込める展開が続いた。しかし、最終的には地力に勝るウォルバーハンプトンが、わずか1本の枠内シュートを決めて5回戦進出を決定。グリムズビーのデイビッド・アーテル監督も、この過酷な条件下での戦いを「適切で伝統的な古き良きカップ戦だった」と振り返っている。プレミアリーグのチームを相手に枠内シュートを1本に抑え込んだ自軍の奮闘を称えつつ、「コンディションがある意味で試合を作った」と言及。技術的な差を埋めるほどの影響を与えたピッチ状況が、結果としてエキサイティングな一戦を作り出したと指摘した。




















