阿部が浦和で刻んだ139試合連続フル出場 偉大な記録途絶えるも「気にしているのは…」

0-1で敗れた柏戦で途中交代、2013年から続いた記録がストップ

 浦和レッズのMF阿部勇樹は、4日の柏レイソル戦で先発出場したが後半24分にMF青木拓矢と交代。2013年から続けていたリーグ戦連続フル出場が139試合でストップした。首位の柏に0-1で敗れた試合後の阿部は、報道陣に対して「気にしてくださるのは皆さんくらいじゃないですか?」と、記録への意識を全く見せなかった。

 浦和は5月31日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の済州ユナイテッド戦で、延長まで120分を戦っていた。阿部はボランチの一角でフル出場し、延長後半にはピッチに乱入したサブの選手からジャンピングエルボーを見舞われるという衝撃的な事件に巻き込まれたが、それから中3日で迎えた柏戦でも普段通りにスタメンに彼の名前があった。

 疲労が懸念される日程だったが、阿部自身は「逆に、そういう試合の後に周りは疲れていると言うけど、逆に良いんじゃないという程度のもので」と全く意に介していなかった。それでも、前線から果敢なプレスを掛ける柏に対しては浦和のビルドアップが機能せず、「立ち上がりから相手のプレッシャーというのが徹底していたと思うし、90分を通してあまり後ろからつなぐというシーンはあまりなかったかなと思います」と、柏に主導権を握られたことを悔やんだ。

 前半終了間際に0-1とされるゴールを許していた浦和は、後半24分に青木の投入を決断。その時、交代ボードに上がった背番号は「22」だった。これにより、阿部が4シーズンに渡って続けてきたリーグ戦の連続フル出場記録は途切れることになった。

 

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